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糖尿病 歴史上の人物⑤
みなさんこんにちは!
お口の健康から全身の健康を創造する
医療法人ユナイテッドの上原です
この世をば
我が世とぞ思ふ
望月の
かけたることも
なしと思へば
これは平安時代を代表する人物である
藤原道長の有名な歌ですね~
藤原道長は五男で本来は跡継ぎではない
でも
長男が亡くなったり
ライバルが失脚したりして
藤原北家を継ぎます
そして
右大臣⇒左大臣⇒太政大臣となり
自分の娘を天皇の后に3人も出して
権力の座をほしいままにしました
自分の娘に仕える紫式部の書き物を
楽しみにしていたことから
源氏物語の主人公である光源氏は
藤原道長ではないか?
とも言われましたが違うみたいです
そんな道長ですが
晩年は病に苦しんだようです
『小右記』という書物には
・のどが渇いて水を大量に飲んでいる
・痩せて体力が無くなった
・背中に大きな腫れ物ができた
・目が見えなくなった
等の道長に関する記述があります
糖尿病ですね
糖尿病は
よくのどが渇く
よく水をのむ
そして尿量が多い
などの症状があります
合併症として
眼底の網膜が障害される
糖尿病性網膜症
腎機能が低下する
糖尿病性腎症
手足の感覚がなくなってしまう
糖尿病性神経障害
といった三大合併症のほか
白内障や心筋梗塞や脳梗塞などの
大血管障害が発生します
糖尿病が悪化すると
歯槽膿漏も進行します
またHgA1cの値が8を超えると
組織の治りがかなり悪くなり
歯を抜いた後に骨髄炎という
おそろしい病気をひこおこすかもしれません
また糖尿病の人が
歯槽膿漏の治療をしたら
HgA1cの値が改善したという
逆の報告もあります
血糖値の高い方は
必ず歯医者さんに行ってくださいね
欠けたることのない
我が世を謳歌した藤原道長は
1027年12月4日 62歳でその生涯を閉じたのでした
ちなみに宇治の平等院鳳凰堂は
道長の息子の藤原頼道が建立しました
昨年赤く塗りなおしましたが
やはり以前の方が風情がありますよね?
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2019年2月4日 (月)