歯槽膿漏が原因となってかかってしまう病気とその症状
呉市の歯医者のうえはら歯科です。呉市の皆さんはお口の中の病気が全身に悪影響を与えることがあるのをご存知でしょうか。歯周病などの疾患が悪化すると全身に様々な病気を起こすことがあるので、注意が必要です。特に注意が必要なのは心臓弁膜症と感染性心内膜炎で、実は歯周病と全身疾患を考える上で欠かすことが出来ない疾患なのです。
歯槽膿漏が原因となってかかる病気の代表である心臓弁膜症は感染性心内膜炎という病気が原因となって発症します。歯周病の細菌が血液に張り込み、感染性心内膜炎という心臓の内部の炎症が起こり、心臓の内側の血液に触れる部分に細菌が住み着いてしまいます。このような炎症が心臓の内側で続いているとやがて心臓の内部に傷がつき、特に心臓の弁に細菌の住み着くイボを作ってしまうことがあります。このイボが原因となって起こるのが心臓弁膜症です。心臓の弁に炎症が起こることでイボのようなコブが出来てしまい、やがて心臓の弁がきちんと閉じなくなってしまい、ひどい場合には手術が必要になります。これらの病気が悪化しないように、あらかじめ歯科疾患の治療を行うように心がけることが重要です。
心臓弁膜症が悪化すると多くの患者さんがトラブルを経験し、生活にも多くの制限が加わってしまいます。お口の中のトラブルが原因んで全身に問題が起こるのは皆さん想定していません。しっかりとお口の状態を確認し、治療を行うようにしましょう。
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2018年6月28日 (木)