薬で治す歯周病
「歯茎が日常的に痛み、大きく腫れあがっている。」
「歯磨きをしていたら出血する様になってしまった。」
上記のような症状の原因となる「歯周病」
おそらく歯にまつわる病気で、これ程までに国民的な知名度を誇る病気は存在しないでしょう。
しかし、多くの方は「歯周病」という名前を聞いたことはあっても、その症状や治療方法についてあまりご存知ないのではないでしょうか。
今回は、歯周病のメカニズム、そして薬による治療方法について皆さんにお伝えしていきたいと思います。
歯周病とは
歯周病とは、簡単に言うと、細菌の感染が原因で起きる歯茎の炎症です。
具体的には、口の中が清潔に行き届かないことで、歯と歯肉の間に多くの細菌が入り込み、それが原因で歯肉が炎症を帯びて赤くなったり、腫れたりしてしまう症状です。
具体的な症状としては、
- 歯肉が痛い。
- 歯肉が赤く腫れている。
- 朝起きたとき、口の中がネバネバして気持ち悪い。
- ブラッシングをしていたら出血する様になった。
- 口臭がひどくなった気がする。
- 歯の間に食べ物が挟まるようになった
- かたい物が噛みにくい。
などが挙げられます。
もし、上記の症状でいくつか思い当たる節がある様でしたら残念ながら歯周病の疑いがあります。
恐らくこの記事をご覧になっている方の中には自覚症状をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ご安心ください。歯周病は3つのステップできちんと治療をしていくことができる病気です。
そのステップとは検査、薬剤治療、アフターフォローです。
まずは1ステップ目の「検査」についてお伝えしていきます。
歯周病の検査について
当然のことながら、まずは歯周病かどうかきちんと医院で検査してもらうことが必要です。
検査には、歯周病かどうかを判断する一般的な検査と効果的な治療を行うための「細菌検査」があります。
特に、「細菌検査」については初めて聞いた方がほとんどではないでしょうか。
先ほど、歯周病は最近の病気とお伝えしましたが、実は歯周病の原因となっている細菌は人によって違うのです。
普段、口の中には300~400種類もの細菌が存在していると言われています。また、患者様によって元々の歯の作りも違えば、食生活も違うのです。故に、原因となっている細菌は検査してみないと分からない実情があります。
もちろん、細菌によって効き目のある薬、専用薬剤は変わってきます。
なので、最も効果的な治療を行うためにも、歯周病を引き起こしている細菌を特定する必要があるのです。
当院では、歯周病の通常検査に加えて、国際歯周内科学研究会から認定を受けた歯科衛生士による「細菌検査」を行うことが出来ます。
そして「細菌検査」の結果を踏まえ、皆さまに合った薬と専用薬剤を選び、ご提供させて頂きます。
きちんと薬を服用し、専用薬剤で歯磨きを行えば歯周病は徐々に治していくことが出来るのです。
定期的な口腔ケア(アフターフォロー)について
とは言いましても、口の中には常に細菌が存在しています。
たとえば歯周病の原因として最も有名な「かび菌」は口腔内常駐菌と言い、常に口の中に存在しており、根絶させることが不可能な細菌となっています。
つまり、一度歯周病を治療しても、原因となる細菌が口の中にいる以上、ケアを怠れば再発してしまうのが現状です。
そのため、歯周病を治した後は「毎日の口腔ケア」が必要になっています。そして、「口腔ケア」で行き届かない部分や不安なことがあれば、当院で定期的なプロフェッショナルクリーニングを行うこともできます。
検査、薬剤治療、アフターフォロー
この3つのステップを踏まえてきちんと歯周病を治していきましょう!
まずはお気軽に簡単な検査にいらしてくださいね。
今回の記事についてもっと知りたい方、詳しくは、下記動画からご覧ください♪
https://www.youtube.com/watch?v=HefJsnyUXeU&list=PLwMsr86btSm4_ojmaDs4pjcFbsdR0zpLA&index=23
カテゴリー: 歯周病
2019年1月25日 (金)